津高図書館 - この本こんなの!(本の感想)

読む力 : 現代の羅針盤となる150冊

松岡正剛/著 佐藤優/著 中央公論新社 20180410 019

読者待望、「知の巨人」による初の対談本! 混迷の時代を読み抜くこの130年の、この150冊!
松岡 本はコストパフォーマンスもいいし、折ったり、赤線をひいたりしながら読めます。ダブルページ(見開き)単位で内容を追っていけるのもいい。スクロールでは、かなり段落を短くしないと読みにくい。
佐藤 僕も「本は汚く読め」といっています。
松岡 賛成。僕も「本はノートにしろ」と言っている。
佐藤 どうしても綺麗に読みたければ、二冊買えと。一冊は書き込んで、一冊は保存用にすればいいのだから。(本文より)

第一章 子どもの頃に読んだのは
第二章 論壇からエロスも官能も消えた
第三章 国内を見渡す48冊――ナショナリズム、アナーキズム、神道、仏教……
第四章 海外を見渡す52冊 ――民族と国家と資本主義
第五章 「通俗本」 50冊 ――ラッセル、養老孟司、島耕作 !?読むとは、従属じゃない。守って破って離れることだ!

難しい学術書だけでなく通俗本も紹介してくれていて、現代の流れをつかむきっかけを与えてくれたと思う。