津高SSH - SS生命科学



6月17日(月)に、SS生命科学の第1回アラカルト講義を実施しました。

SS生命科学は、三重大学医学部をはじめとする専門家の先生方による、生命の神秘や医療の最先端分野、さらには医学と社会との関わりについて理解を深めることを目的とした全6回の講義および実習です。過去の受講生は、この講座を通じて生命科学に関する幅広い知識と考え方を身につけ、医学部などへの進学を果たしています。

今回は、桑名市総合医療センターの今井寛先生を講師としてお招きし、「三重県の緊急医療」をテーマに貴重なご講演をいただきました。医師としての限界と可能性、今自分にできること、三重県の緊急医療の現状、そして緊急医療に従事する中で直面する死や家族の率直な感情との向き合い方など、今井先生がこれまでに積み重ねてこられた経験と思いを共有してくださいました。

「今日が人生最後の日だと思って生きる」という今井先生の信念に基づき、「遺言のように話しています」というバトンを生徒たちが次世代へと繋いでいくことを願っています。