地学フィールドワーク(1日目)



3/19(水)・20(木)に、大阪府立天王寺高校と大阪府立北野高校と本校の地学に関する合同フィールドワークを実施しました。フィールドワークには現役京大生も参加しました。
1日目は鳥羽市で地質に関するフィールドワークと津市内で天体観測を実施しました。
当初の予定では、神島で見られる様々な岩石を観察するはずでしたが、荒天に伴う定期船の欠航により、急遽、トバリュウの化石の発掘現場の調査に変更することとなりました。
強風の中徒歩で1時間かけてたどり着いた現場の海岸では、眼の前に現れたダイナミックな地層に一同驚きました。化石が見つかるかもしれないということで、岩石の様子を詳しく観察したり、ノジュール探しをしました。ノジュールとは、砂岩や泥岩などの堆積岩中に含まれる、周囲の岩石よりも硬い球状の石の塊で、化石を核として形成されている可能性があるものです。残念ながら化石を見つけることはできませんでしたが、地球の歴史の一端に触れることができたような気がします。また、潮が引いていたことで、磯に生息する生物、例えば、ウミウシやヤドカリなどもたくさん見つかり、興奮の声を上げる生徒も多く見られました。



夜には、宿泊先の「磨洞温泉 涼風荘」で天体観測をしました。会議室で望遠鏡の設置方法を確認したあと、屋上に望遠鏡を運び込みました。高校を越えたチームを編成し、チームごとに協力しながら望遠鏡をセッティングしました。この夜は天気に恵まれ、冬や春に見られる多くの星座が確認できました。生徒たちは肉眼で一等星や惑星など位望を確認し、望遠鏡を使って様々な天体を導入しました。